2016年10月8日土曜日

金価格はどこで底を打つのか?

昨晩は月に一度のお祭り、米雇用統計があったが、金価格への影響はほぼなかった。

内容的には予想よりも悪かったので、発表直後は若干の上昇もあったようだが限定的だったな。



その後のFRB要人発言が下押し圧力になったのだろう(まだ、内容は確認していないが)。


今日の金チャートはこんな感じになっている。

日足チャートだ。



1250ドルのレジスタンスを行ったり来たりしている。

さて、目先の興味は「一体どこがボトムになるのか?」ということだろう。


ゴールドトレーダーの中には「既に12月利上げは織り込まれた」という人もいる。

しかし、俺はまだ下落余地あると見ている。

その根拠についてはこの記事に書いてあるので、まだ読んでいない読者諸氏はぜひ一読をお勧めする。

重要!:金のトレーディング戦略~過去チャートから学ぶ





11月の利上げはほぼない。


これは昨日の11月の利上げ織り込み具合だ。

91.7%が利上げなしである。

市場対話重視路線のイエレン議長がこの状況で利上げをする可能性は極めて低い。



そして、これが昨日の12月利上げ織り込み具合。


69.5%まで上がってきている。

俺が目安にしているほぼ70%だ。

もちろん、来月、再来月の雇用統計次第であるが、現状では12月利上げはありと考えるのが自然である。

(しかし、何度も書くように俺は12月利上げに未だ懐疑的だ)


2015年10月の雇用統計は弱い数字になったため、金価格は急上昇した。

しかし、その後に続く2回の雇用統計は非常に強い数字となり、利上げ織り込み具合が急激に進行している。

そして、昨年11月の雇用統計直後の利上げ織り込みが、現在と同じ70%だった。

その後、12月までに金価格は50ドルも下げているのだ
(こちらを参照→重要!:金のトレーディング戦略~過去チャートから学ぶ



ここから、50ドル下げたら金価格は1200ドル。

年末までに1200ドルまで下落するかどうかはわからないが、とりあえずはこの辺りまで下げてもおかしくないというスタンスで良いのではないか?

ただ、現実的にはもう少し幅を持たせた方がトレードしやすいだろう。

俺の現在の戦略は金価格が1230ドルを下回ったら、少しずつ買い場を探っていくというものだ。

(参考記事→金は爆下げ~200日移動平均線でタイミングを計る


しかし、全ては11月と12月の雇用統計の数字次第であるということもお忘れなく。




応援ポチを忘れないでくれよ!
みんなのお陰で今日は26位!いつもありがとう!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 先物取引ブログへ